鴻上尚史さんの著書、『「空気」を読んでも従わない』を読みました。
これは岩波ジュニア新書から出版されているものです。
子どもたちに向けて書いてあるので、我が家の子どもたちに読んでほしいと思い、図書館から借りてきました。
けれど、子どもたちと共に読んだ私も、グッと刺さる所がたくさんありました。
まずは、「世間」と「社会」の違い。
わかってるようでわかってなかったです、私。
そもそも、言葉の意味を正確に知らずになんとなくの感覚で使っていることが多いなぁとこの頃感じることが多いです。
恥ずかしながら、「村八分」ということばも、なんとなくふんわりとした意味しか知りませんでした。
仲間外れする…とかかなぁと。
今回この本を読んで、なんで「八分」なのかを知りました。
そして、「空気」に対する考え方。
私は「空気」を読みなさい、と言われるのも言うのも苦手です。
よく、飲み込まれそうになる感じがします。
流されるときもあります。
そして、あとからぐるぐると頭の中でいろんな思いがめぐってしまうのですが、どうにもできず。
この本を読むと、空気や圧力など、自分の気持ちと反していても従っていたなぁと改めて気づきました。
「世間」の5つのルールも、私が子どもの頃に疑問に思っていたことと重なり、なるほど!と納得でした。
「人に迷惑をかけないように」と、我が子にも今までたくさん伝えてきました。
自分のことは後回しにしても相手のことを考えるようにというと、なんか良さそうに聞こえます。
けれど、自分を大切にできてないですよね。
誰かのために自分を犠牲にしてほしくないと思いました。
自分も人も幸せになる考え方をできるようになりたいな。
そして、子どもたちにもそれを知ってほしい。
あなたはかけがえのないあなたなのだと、これからでも伝えていきたいと思った本でした。
子どもたちもなにか気づいたことや感じることがあったらいいな。
読んでくださってありがとうございます。